筋トレは楽しんだ方が伸びる?
筋トレを始めたものの、
・メニューがきつくて続かない
・毎回限界まで追い込むのが苦痛
・「正しい方法」が多すぎて何をすればいいかわからない
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
実は2025年に発表された研究では、同じ筋トレ内容でも「自分で決めたメニュー」の方が、楽しさやモチベーションが高まりやすいことが明らかになりました。
今回は最新の研究をもとに、
- 筋トレを長く続けるコツ
- 毎回限界まで追い込まなくてもいい理由
- 初心者でも挫折しにくいメニューの作り方
をわかりやすく解説します。
筋トレは「自分で決める」と続きやすい
2025年の研究では、27名の若年成人を対象に、
- トレーナーが決めたメニュー
- 自分で選んだメニュー
を比較しました。
すると、種目や重量、回数は同じだったにもかかわらず、
- 楽しい
- 気分がいい
- やる気が出る
という感情面では、自分で決めたメニューの方が高い評価となりました。
つまり、
「やらされる筋トレ」より、「自分で選ぶ筋トレ」の方が継続しやすい
ということです。
筋トレは短期間で結果が出るものではありません。
だからこそ、長く続けられる環境作りがとても重要になります。
好きな種目を取り入れることが継続のコツ
「スクワットは苦手だけど、レッグプレスは好き」
「ベンチプレスは楽しいけど、腕立て伏せは嫌い」
このように、人によって好き嫌いはあります。
しかし、筋トレ初心者ほど、
「効果があるから」
「みんなやっているから」
という理由だけで種目を選びがちです。
もちろん効果は大切ですが、継続するためには「楽しい」と感じることも非常に重要です。
胸を鍛える場合でも、
- ベンチプレス
- ダンベルプレス
- チェストプレスマシン
- 腕立て伏せ
など、選択肢はたくさんあります。
その中から、
「これならまたやりたい!」
と思える種目を1つは取り入れてみましょう。
継続できることが、最終的には最も大きな成果につながります。
低重量・高回数ばかりはおすすめできない
「筋肉をつけるなら30回、50回と回数を増やした方がいい」
そんな話を聞いたことがあるかもしれません。
しかし研究では、
目的のない低重量・高回数のトレーニングは、不快感が強くなりやすい
ことが示されています。
もちろん、
- ウォームアップ
- トレーニング最後の追い込み
- リハビリ
などには有効ですが、毎回のメイン種目として行う必要はありません。
筋肥大を目指すなら、
8〜15回程度で限界が来る重量
を目安にするのがおすすめです。
適度な重量でトレーニングを行う方が、効率よく筋肉を成長させやすく、精神的な負担も少なくなります。
毎回限界まで追い込まなくても筋肉は成長する
「筋トレは毎回オールアウトしないと意味がない」
そう思っている方も多いですが、実はそうではありません。
近年の研究では、
毎回完全に限界まで追い込まなくても、十分な筋肥大効果が得られる
ことがわかっています。
そこで覚えておきたいのが「RIR」という考え方です。
RIRとは?
RIR(Reps In Reserve)とは、
「あと何回できそうか」
を表す指標です。
例えば、
- RIR2・・・あと2回できそう
- RIR1・・・あと1回できそう
- RIR0・・・完全に限界
という意味になります。
研究では、RIR2とRIR0を比較しても筋肥大の差は非常に小さいことが報告されています。
つまり、
毎回ヘトヘトになるまで頑張らなくても大丈夫。
「あと1〜2回できそう」
くらいで終える日を作ることで、疲労を溜めすぎず、長くトレーニングを続けやすくなります。
初心者におすすめの筋トレの考え方
筋トレ初心者の方は、次の4つを意識してみましょう。
① 好きな種目を選ぶ
各部位に「これなら楽しい」と思える種目を1つ作る。
② 8〜15回できる重量を使う
軽すぎる重量で何十回も頑張りすぎない。
③ 毎回限界まで追い込まない
あと1〜2回できそうな余裕を残してOK。
④ 自分で調整する
その日の体調や気分によって、重量や回数を少し変えても問題ありません。
完璧なメニューを目指すよりも、
無理なく続けられることを最優先に考えましょう。
まとめ|筋トレは「正しさ」より「楽しさ」が大切
最新の研究から見えてきたのは、
筋トレは「楽しさ」が継続を生み、その継続が結果につながる
ということです。
どれだけ優れたメニューでも、続かなければ効果は期待できません。
反対に、
- 自分で選んで
- 少し楽しいと感じて
- 無理なく続けられる
そんなトレーニングは、長い目で見れば大きな成果につながります。
筋トレ初心者の方ほど、
「100点のメニューを1週間やる」より、
「70点でも半年続ける」
ことを目標にしてみてください。
それが、理想の身体を作る一番の近道になるはずです。
参考文献
- Self-selected versus imposed resistance exercise: Effects on affective responses and motivation(2025)
- Resistance Training to Muscle Failure or Not to Failure? A Systematic Review and Meta-analysis
- American College of Sports Medicine Position Stand: Progression Models in Resistance Training for Healthy Adults
